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プラス・ポジドライブ・トルクス:ねじ頭に合うビットを選ぶ確認順

ビットを選ぶときは、「十字に見えるからプラス」「星形に見えるからトルクス」という見た目だけで決めないことが出発点です。ねじ頭の形式とサイズ、工具側の差込規格を順に照合します。セットの本数や価格より先に、手元のねじに合う先端が含まれるかを確かめると、使わないビットを増やしにくくなります。

くらべメモ編集部 · 公開・資料確認:2026年9月7日

PHとPZは同じ十字穴として扱わない

ISO 8764-1は、十字穴用の先端をPHとPZの二形式に分け、PHをH形の穴、PZをZ形の穴に対応させています。ISOの規格概要 つまり、プラス(PH)とポジドライブ(PZ)は、どちらも十字形だからといって同じ先端として選ぶ規格ではありません。

購入時には、ねじ・金具・組立説明書にある「PH」「PZ」と数字の表示をまず探します。表示が確認できなければ、ねじを使う製品のメーカー資料で形式を確認してから買うほうが確実です。外観だけで形式やサイズを推測してセットを選ぶ判断は保留します。

TORXはサイズと「穴あり」を別に確認する

TORXも、形式名だけでは足りません。ビットの製品ページではT10、T15、T20のようにサイズが分かれています。またWihaは通常のTORXと、先端に穴を持つ「TORX Tamper Resistant」を別に案内しており、この穴はセキュリティねじ用です。Wihaの製品情報

機器の指定が「TORX」なのか、穴付きのセキュリティ仕様なのか、そしてT番号はいくつかを分けてメモします。形式だけ合わせてサイズを省略したり、通常TORXと穴付きTORXを同じものとみなしたりしないことが、購入前の確認になります。

ビットセットは、先端と差込部を別表で見る

電動工具向けの十字穴ビットについては、ISO 2351-2が先端の規格に加え、六角軸などの差込部の規格を対象にしています。ISO 2351-2の概要 ねじ頭に合うことと、手持ち工具のホルダーやチャックに取り付けられることは別の確認項目です。

確認する順 見る場所 買い物での判断
1 ねじ・機器の仕様 PH、PZ、TORXなどの形式を確定する
2 ねじ・説明書の表示 PH2、PZ2、T20のようなサイズを確定する
3 ねじ頭とメーカー資料 通常形か、穴付きなどのセキュリティ仕様かを確認する
4 工具とビットの仕様 軸形状・長さ・ホルダーやチャックへの適合を確認する

WeraもPH、PZ、TORXを別カテゴリでビット展開しています。Weraのカテゴリ一覧 このように、セットを選ぶときは「十字・星形の両方入り」ではなく、必要な形式・サイズ・差込部がそろっているかを表で照合するのが実用的です。

購入を保留したほうがよい場合

ねじの形式やサイズが分からない、穴付きの有無を確認できない、手持ち工具の取付方式が不明という場合は、セットを先に買わないほうが判断しやすくなります。ねじまたは機器の正規資料で形式を確定してから、必要な一本または対応セットを選びます。無理に異なる先端を使う作業方法や、固着したねじを外す方法はこの記事では扱いません。

出典

公開資料に基づく選び方の整理です。実物を使用した評価は行っていません。